大阪市内に程近い高槻市にあり、昔懐かしい田園風景が残る町、原(はら)。この集落をまるで見守るように在るのが神峯山の峯々です。一帯は四季の移ろいを肌で感じられることができ、新緑の季節
、紅葉の季節
の美しさは格別で、遠方からも観光客が山門をくぐり神峯山寺へと足を運んでいます。また、日頃は地元のみなさまが澄んだ空気の中、早朝から気持ち良く歩けるウォーキングコースとしても親しまれています。
神峯山には約100ヘクタールにおよぶ森林休養施設地区が設けられ、90種類以上の樹木、180種5万株の草花が生息しています。ムクノキ、ケヤキ、ヒイラギ、テイカズラ、スイセン、キンセイラン、リンドウ、キク――。さらにチョウやトリ、シカ、タヌキ、リス、イノシシ、キツネなどの野生動物も多く生息する貴重な自然が残されている地域です。また、天然記念物のオオムラサキやモリアオガエルも山中に棲息しており、ひとたび神峯山に訪れればこれら豊かな自然と瑞々しい命の息吹を感じることができるでしょう。
神峯山寺は山の中に佇む寺院であるため、街中のそれのような高く硬い塀は存在しません。深く茂る森の木々が塀の代わりとなり、境内にはさわさわと流れる渓流
の音や風に葉が揺れる音、優しい雨音、ヤマガラ、イカル、オオルリ、サシバ、ウグイス、ホトトギス、ユゲラ、ツツドリ、ヤブサメなどたくさんの鳥たちの鳴き声も届きます。季節のよい時季には、野生の鹿の親子が参道の脇にひょこっと顔を見せてくれることもあります。









