神峯山寺の納骨と「遺骨葬」について

 神峯山寺嶺峰院では、亡くなった方の遺骨をお寺に納める「納骨」を受け付けています。昨年も多くの方が当院へ遺骨を納めに来山されましたが、その方々のお話を伺っていると、昨今の「弔い方」には変化が生じているようです。

 近代の慣習では、人が亡くなったとき、まず自宅で遺体を安置して葬儀を執り行い、その後斎場へと移動して荼毘に伏していました。しかし最近では、自宅で葬儀を行わず、亡くなるとそのまま斎場にて荼毘に伏すこという方が増えてきており、これは一部で「直葬」と呼ばれているようです。当院にも「直葬」を行われた後に納骨に来山される方がいらっしゃいますが、その理由のほとんどが「経済的、時間的な事情」と伺っています。数年前より、できるだけ費用と労力をかけず葬儀を執り行う「家族葬」という言葉が一般的となりましたが、亡くなった方の弔い方はさらに変化し、この「直葬」と呼ばれるケースが増えはじめています。

 「葬儀社に依頼する仰々しい葬儀は不要」「時間・費用をかけずシンプルかつ正式に弔いたい」という思いの方々に応えるため、神峯山寺では納骨と組み合わせて「遺骨葬」というものを提案しています。これは、亡くなった方の遺体で葬儀をして斎場に火葬するのではなく、先に斎場で遺骨となられたものをお寺で弔うという方法です。ご遺族の手によって持参された遺骨は、神峯山寺嶺峰院にて僧侶が従来とまったく同じ作法で葬儀法要を執り行います。こうした手筈によって、ご遺族にかかる時間的、経済的な負担は大幅に軽減されます。

 従来の葬儀の場合は、葬儀社への依頼費や会館の借受費、お通夜の際の食事代など諸経費が多くかかりましたが、「遺骨葬」の場合はそのような費用が一切かかりません。また、ご遺体の搬送には多くの手続きが必要ですが、当院へお越し下さる折も遺骨を持参くださる事で葬儀を行うことができます。さらに亡くなられた方は遺骨となっておられるため、葬儀法要の日時もご親族と相談の上、ご都合の良い日時を指定して執り行うことができます。いわば、面倒な慣習、手続きを省き最もシンプルかつ正式な葬儀を行う形が神峯山寺の「遺骨葬」です。

 神峯山寺嶺峰院では、この「遺骨葬」による葬儀をお布施20万円※(僧侶1名)で受け付けております。これには信士・信女戒名費用や天台僧侶による葬儀費用が含まれており、葬儀場所も当院のお堂にて執り行うため費用はかかりません。また、   その他の葬儀法要当日に必要な経費は、亡くなられた方へのお供え物、お花など一式で2万円程度です。また葬儀法要にかかる時間も1時間程度で、約40名まで参加いただくことが可能です。

 この「遺骨葬」は、新しく考えられた葬儀方法ではありません。遺骨での葬儀は日本各地にも風習として見られ、葬儀そのものは執り行うので従来のご遺体による葬儀と何ら変わりはありません。また、当院へ納骨をお考えの方は、そのまま納骨堂へお納めすることも可能です。(納骨、また永代供養をお考えの場合は、納骨費が必要となります。)神峯山寺の「遺骨葬」に興味がおありの方は、神峯山寺嶺峰院、遺骨葬担当までお気軽にご相談ください。

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遺骨葬の様子

※写真は神峯山寺嶺峰院で特別に行った僧侶10名による葬儀(遺骨葬)風景です。

※通常の遺骨葬の場合、役僧のみ1人で執り行います。

※遺骨葬の場合、枕経、お通夜、および初七日法要はありません。

 

神峯山寺嶺峰院 072-688-0788

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