護摩祈願(ごまきがん)って何?
「護摩」(ごま)というのは、「火を焚く」という意味なんだ。「祈願」(きがん)は、「祈る」という意味だよね。だから、「護摩祈願」は、「火を焚きながら祈る」という意味なんだよ。かぶさんじには、毘沙門天(びしゃもんてん)という神さまがいる。
この毘沙門天(びしゃもんてん)は、世の中のあらゆる「厄」(やく)から私たちをまもってくれるんだ。
だからみんなで祈るんだよ。
「厄」(やく)って何?
「厄」(やく)というのは、病気や事故、災難、物事がうまく行かない、といった人々にふりかかるいろいろな心配事や苦しみのことなんだ。
これらの「厄」(やく)が遠ざかって、幸せになれますように、ということを祈るんだよ。
例えば、
家族みんなが健康でいられますように
家族の病気早く治りますように
おじいちゃん、おばあちゃんが長生きできますように
家族や友だちと仲良く暮らせますように
勉強や受験がうまくいきますように
ということだよ。
ところで、どうして火を焚くの?
火の中には願い事を書いたお札を入れるんだ。お札が燃えて、願い事が煙といっしょに天の神さまのところまで届くようにしているんだよ。
いつからこういうふうに祈るようになったの?
今から4000年ぐらい前に、インドで始まったと言われているよ。
かぶさんじは1300年前からあるお寺だから、1300年前からずっと、今と同じようにみんながいろんな事をお祈りしていたんだよ。
昔の人がどんなことをお祈りしていたのか想像すると、面白いね。